王座戦 第4局、聡太君、また、また、ガックリしてましたね~(笑)
最終盤、永瀬の落手とは言え、逆転勝ちしたのに・・・
前局と同じく、肩を落としたままだったんです。
ニュース・バラエティー番組「今田耕司のネタバレMTG」で、話題になったのが、
悪手を指してから数手後の永瀬王座。
髪の毛が抜けるんじゃないかと思うほど、頭を両手で掻き毟っていた仕草。
出演者の一人は、
「あんなリアクションしなきゃあ、(聡太君に)ミスを気付かれなかったんじゃあないか」
と、不思議がっていました。
将棋を滅多に観戦しない人の、なるほどの疑問でした。
いえ、いえ、聡太君は直ぐミスに気付いた。
しかし、平然としていた。
MCの今田耕司は
「俺やったら、飛び上がって喜ぶで。それか、相手の顔を二度見して『えっ!?』って叫んで(相手を)指さすなあ」
と、笑わせていました。
「それを(気持ちを抑えて)平然としていた、藤井さんが凄いんや!」
と、将棋ファンの今田は、褒めていましたね。
パチ!パチ!パチ!(拍手)
意見を訊かれた小藪千豊が、
「ミス、ミスって言うけど・・・腹立つなあ~。あれミスちゃうで!あれは高い高いレベルで言ってるだけで、素人のレベルからしたら、難しい手やねんで!」
その通り!
永瀬が敗勢の局面から、アマ初段クラスなら、指し継いでも、勝ち切れません。
再逆転されます。
いや~、流石、芸人ですね~
面白い!
我らがプロ棋士の大盤解説の参考にすべきですね。
これで、聡太君、五番勝負を制して王座を奪取しました。
同時に史上初のタイトル全八冠を制覇。
おめでとうございます!
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【対局ニュース】
第71期 王座戦 五番勝負 第4局
▲永瀬拓矢王座(30歳)vs △藤井聡太七冠(竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖、21歳)
対局日:令和5年(2023年)10月11日
場所:京都府京都市「ウェスチン都ホテル京都」
持時間:各5時間(チェスクロック方式)
開始時刻:9時
終了時刻:20時59分
結果:138手で後手・藤井七冠の勝ち。
藤井七冠は、シリーズ成績を3勝1敗として、王座のタイトルを奪取、全八冠同時制覇を果たした。
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【プロフィール】2023年10月10日現在
永瀬拓矢(ながせ たくや)王座
生年月日:平成4年(1992年)9月5日生、現30歳
出身地:神奈川県横浜市
師匠:安恵照剛八段
竜王戦:1組
順位戦:A級
四段昇段:平成21年(2009年)10月1日、17歳。
八段昇段:令和元年(2019年)10月1日、27歳。
九段昇段:令和2年(2020年)10月14日、28歳。
タイトル獲得:5期。
棋戦優勝:2回。