大盤解説者ランキング(解説が面白く楽しかった順)
対象期間:2017年4月16日~2023年5月7日
順位 解説者
1位 鈴木大介 九段
2位 佐藤天彦 九段
3位 木村一基 九段
4位 藤井猛 九段
5位 佐々木勇気 八段
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【評価寸評】
第8期 叡王戦 第3局のABEMA・TVの解説は、藤井猛九段でした。
良かったですね~
実に耳心地が良かった。
藤井猛九段の良い所は、決してAI(将棋ソフト)の候補手を信奉しない点です。
「人間はこう指します。ソフトの示す手は指せないですね」と言って、理由を説明します。
その説明が大いに納得が行く。
ソフトの指し手を妄信する棋士も居ますが・・・
自分自身を否定しているようなものじゃあないですか。
残念ですね。
AI(将棋ソフト)の示す指し手は、決して「正解」ではありません!
3年後のAI(将棋ソフト)が、完全否定するからです。
そして、また3年後には、再逆転して裏切られるんですから(笑)
妄信しちゃあいけません。
あははは
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【ランキング発表の目的】
日本将棋連盟では、対局数・勝数・勝率・連勝などのランキングを発表していますが、大盤解説ランキングは作成していません。
しかし、今後は大盤解説が将棋ファンにとって、大変重要なものとなる。
従って、ランキング表を作成する目的は、大盤解説をより良いものにして欲しいからです。
棋士は、ただ、良い将棋を指すだけでは駄目で、棋士の生き様や、考え方を伝えるべきで、それが一般社会のお手本となり、社会への貢献となる。
これについては、梅田望夫氏の名言がある。(註1)
繰り返しますが、天才である棋士の生き様や考え方は、一般社会の我々の大いに参考になる。
よって、これを如何に楽しく面白く伝えるか、が、大盤解説の大きな役割の一つとなるのです。
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【ランキング上位者の評価対象の解説】
1.鈴木大介九段 炎の七番勝負 第3局 2017年4月16日 ABEMA・TV解説
2.鈴木大介九段 炎の七番勝負 第4局 2017年4月20日 ABEMA・TV解説
3.佐藤天彦九段 第81期名人戦第1局 2日目 2023年4月6日 現地大盤解説会
4.木村一基九段 第72回NHK杯決勝戦 2023年3月19日 NHK・TV解説
5.木村一基九段 第62期王将戦第2局 2日目 2023年1月22日 囲碁将棋プレミアム・TV解説
6.木村一基九段 第8期叡王戦第1局 2023年4月11日 ABEMA・TV解説
7.藤井猛九段 第8期叡王戦第3局 2023年5月6日 ABEMA・TV解説
8.佐々木勇気八段 第62期王将戦第6局 1日目 2023年3月11日 ABEMA・TV解説
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【ランキングの対象範囲】
この順位の対象となった大盤解説は、私が観た数少ないものだけです。
さらに、その数少ない中から、私の個人的主観で順位付けしたものです。
行く行くは、アンケートを募り順位付けをしようと思っています。
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【註解】
1.梅田望夫氏が語っている。
羽生善治王座の『第56期王座就位式』での梅田望夫氏の祝辞で。<参照>
平成20年(2008年)11月18日(火)、東京『帝国ホテル』於
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【大盤解説シリーズ】
2023年5月1日号「鈴木大介 九段」
2023年4月23日号~聞き手ランキング~
2023年4月17日号「木村一基 九段」
2023年4月9日号「佐藤天彦 九段」