AI(将棋ソフト)時代の大盤解説は、どうあるべきか?その7

この記事を書く切っ掛け

第72期王将戦七番勝負 藤井五冠vs羽生九段。

「世紀の対決」とまで謳われ、全国民、全将棋ファンが注目していた。

プロ棋士の間では、開幕当初こそ冷ややかだったが、第4局に羽生九段が勝って、2勝2敗のタイとなると、俄然、色めき立った。

にも拘らず、3月11日に行われた王将戦第5局の『囲碁将棋チャンネル』の解説がお粗末この上なかった。

解説者はT七段(56歳)。

戦型に詳しくなく、最新情報にも疎い。

その上、何も調べてきていないのが明白。

当然、指し手の説明は迷走するばかりで、自信喪失して、聞き手の女流棋士に頼る始末。

駄洒落が得意なのだが、素人受けすらしない。

語尾のアクセントを上げる時代遅れの話し方が、これまた耳障り。

今回の王将戦で、それも最高潮に盛り上がった第5局には、余りにも人選が酷かった。

 T七段を擁護すると、数年前はT七段も重宝された。時代にそぐわなくなったのだ。

相応しい棋士をなぜ抜擢しなかったのか?

(追記に解説の上手い棋士を列挙)

これが、この記事を書く切っ掛け、動機となった。

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【解説の上手い棋士】(順不同)
羽生善治永世七冠、渡辺明名人、佐藤天彦九段、木村一基九段、鈴木大介九段、藤井猛九段、佐々木勇気八段、広瀬章人八段、斎藤慎太郎八段、菅井竜也八段、森内俊之九段、稲葉陽八段、近藤誠也七段、千田翔太七段、増田康宏七段、大橋貴洸七段、糸谷哲郎八段、郷田真隆九段、谷川浩司九段、深浦康市九段、西尾明七段、高見泰地七段、中村太地八段、佐々木大地七段、遠山雄亮六段、及川拓馬七段、村山慈明七段、片上大輔七段、三枚堂達也七段、勝又清和七段、都成竜馬七段、金井恒太六段、杉本和陽五段、井出隼平五段、伊藤真吾六段、船江恒平六段、戸辺誠七段。

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【ai時代の大盤解説シリーズ】

その1
その2
その3
その4
その5
その6

その8

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